M. ノールズの成人教育理論を元に学生と社会人の学びの違いについて考えてみました。

オトナはちゃんと勉強してるのか?

社会人の学びの現状

統計:社会人は6分しか勉強していない

社会人の学習時間は1日6分

総務省 社会生活基本調査(平成28年)

(総務省統計局の社会生活基本調査(平成28年度)の1-1と3-1を参照)

 

かなり驚きですよね。

小学生から大学生 まで毎日勉強しても、社会人になると勉強しなくなるのです。

勉強は大事と分かっていても、時間が無いとか人脈の方が大切といった意見が多いのではないでしょうか。

人は知識や経験を元に意思決定する

しかし、学習は大切です。なぜ大切なのか。人間は自身が持つ経験や知識を元に意思決定をします。

 

例えば、メニューにビールとハイボールしか無い居酒屋があったとします。

そこで、ビールを選んだとしましょう。

しかし、レモンサワーや日本酒がある事を知っていたら、他の選択も出来たのではないでしょうか。

 

 就活で言うと、見聞きした事のある企業ならググれますが、名前すら知らなければググることもできず会社の情報を知ることは不可能ですよね。

 

選択肢(知っている事)が多いほど、選択の質は上がるのです。

知っていれば注文できる、知っていれば面接を受ける事が出来ますが、知らなければ選択できないですよね。

つまり、良い選択をする上で重要なのは、「知らない」を減らす事

「知らない」を減らすには学習が大切ですが、学習についてこんな理論があるので紹介します。

ペダゴジーとアンドラゴジー (成人教育)

 アメリカの教育学者であるマルコム・ノウルズ ( Malcolm S. Knowles )によると、学生の学習と成人(社会人)の学習には以下のような違いがあります。

マルカム・ノールズ.学 習者と教育者のための自己主導型学習ガイドともに創る学習のすすめ-.
明石書店,東京,2005,74.よ り

マルコム・ノウルズ ( Malcolm S. Knowles )とは?

マルコム・ノウルズ(Malcolm S. Knowles、1913年4月24日-1997年11月27日)とはアメリカ合衆国の教育学者で、「教育や学習」というと普通は子どもを対象とした研究が多いのですが、彼は「大人」を対象に研究しました。

子どもを中心とした教育理論である「pedagogy(ペダゴジー)」の対して、彼は大人の学習「アンドラゴジー(Andragogy」に注目し理論体系を試みました。


1.人間は成熟するにつれて、その自己概念が依存的なものから、自己決定的(self-directing)なものに変化する。
2.人間は成長にしたがって多くの経験をもつ。この経験こそが、学習のための貴重な資源となる。
3.成人の学習へのレディネスは、社会的な発達課題、社会的役割を遂行しようとするところから生じる。
4.成人への学習の方向付けは、問題解決中心、課題達成中心の学習内容編成がより望ましい。
5.成人の学習への動機付けは、自尊心、自己実現などがより重要になる。

-成人教育の現代的実践

ペタゴジー(教師主導型学習)

 ペタゴジー(pedagogy)の語源はギリシャ語の子ども(paid)と指導(agogus)という2つの言葉から成り立っています。直訳すると「教育学」。子どもを対象に物事を教える、という意味があります。

生徒や学生に多い受け身型の学習ですね。

アンドラゴジー(自己主導型学習)

  一方でアンドラゴジーとはギリシャ語の大人(aner)と指導(agogus)とを組み合わせた言葉で、成人の学習を援助する教授法を指します。 アンドラゴジーには、以下のような特徴があります。

自ら学習計画を立て、自ら評価する。

・自身の過去の経験が学習の基盤となる。

学習の動機が日常生活や仕事にある。

・学びが目的ではなく、問題解決が目的

自ら目的をもって主体的に学ぶ姿勢です。

アクティブラーニングはこちらに分類されるのではないでしょうか。

学習者としての違い

 学習するうえで、ペタゴジーとアンドラゴジーの違いは以下が考えれらます。

・ペタゴジーは教え導かれる・アンドラゴジーは自ら学び探求する

・ペタゴジーには教師が定めたカリキュラムがある・アンドラゴジーは自ら計画を立てて進める

・ペタゴジーは教科書に沿って進む・アンドラゴジーは決まった教科書が無いまたは自らの学習段階に応じ適切な資料を教科書として選ぶ

  

 社会人になって、若しくは学生が大学以外での学びを行うとき、受け身の姿勢で臨んでいませんか?学生までの学習態度のまま社会人になるとハードです。

 

 選択の質を上げ、最良な意思決定をするために「知らない」を減らす事が大切と上述しましたが、選択をする上で必要な学習を自ら行うことが重要なのです。

「知らない」をなくす上でとても重要な「質問」についても考えてみました。

 

学びの最大化

アウトプット前提のインプット

インプットした知識を活用できる状態にするには、アウトプットを繰り返し行う事が大切です。

 一般的な社会人の学習時間が短いからこそ、成功への一歩目のハードルは高くない気がするので、頑張って学習しよ~!

学習する時は、アンドラゴジーを意識する。

何のために学習するのか?どう学習するか?主体的に決めます。

ちなみに、私はGLOBIS学び放題プランで学習を始めました。

 学部で経営について楽しく学んでいた方は復習レベル。ピ逃げが多かったタイプの人はまともに受けていいレベル。経済・経営・組織・財務などについて幅広く学べるのでお勧めです。(月額約1600円で動画見放題)

グロービス学び放題はこちら。

【追記】若者が会社つらい理由を考えてみました

カール・ロジャース(心理学者)の名言

教育を受けている者は、学ぶことを学ぶ者だ。

Carl Ransom Rogers (心理学者)

 「もっとも影響力のある10人の心理療法家」で第一位に選ばれたアメリカの心理学者カール・ロジャース氏は教育についてこの様に言及しています。

 高校、大学と高度な教育を受けている方が多い時代です。しかし、本質的な学びを行っている方はどれだけいるでしょうか?


読んでいただきありがとうございました(^^)/

社会人だけでなく、学生も自己学習の態度を考えてみてはいかがでしょうか♪

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