アウトドア用品、特にレインウェアの撥水剤として有名なNIXWAXを30年以上前のテントに使用し、撥水を取り戻せるか検証してみました。

NIKWAXとは?

 NIKWAX(ニクワックス)は、ゴアテックスなどの防水透湿性素材、そして撥水性のある素材で作られた主にアウトドアウェアに使える専用洗剤、撥水剤です。ニクワックスの製品を使えば、家庭の洗濯機や手洗いでアウトドアウェアの機能を取り戻すことができます。ゴアテックス素材に使えるのがポイントです。

創始者Nick BrownはKentで育ち、毎年スコットランドでアウトドアアクティビティを行う中で当時の撥水製品へ不満を抱くようになり、ついに革靴の素材本来の硬さや性能を失わない撥水剤レシピを自身で完成させます。

NIKWAX

1977年に商品としてのNIKWAXを誕生させヨーロッパで販売をスタートしました。

「NIKWAX」は「Easier(簡単)」「Safer(安全)」「Drier(快適)」のNIKWAX哲学を大切にし、今後もより良い製品開発を行っていきます。

EVERNEW

NIKWAXはテントにも使用可能?

テント用撥水剤はフッ素系とシリコン系に分けられます。それぞれ特徴が違いますので自分の持っているテントに合った撥水剤を選びましょう。

NIKWAXは繊維一本一本に格子状に絡みつきますので伸縮性が損なわれず通気性を確保します。伸縮性が保てるので撥水性分が壊れにくく耐久性が抜群のおすすめ商品です。

紫外線からも生地を守ってくれますのでテントやタープに最適な撥水剤です。

他にも撥水剤として防水一番やパラウエットのテント用強力防水液が有名なのでまた使ってみたいと思います。

NIKWAXの使い方(テント編)

今回はNIKWAXのこちらの2点を使います。①汚れを落とす洗剤と②撥水剤の2点です。NIKWAXを使用したテントはDUNLOPの〇〇(30年以上前のテント)です。

テックウォッシュ

撥水剤

地球温暖化などの原因となるガスや人体に有害な石油系溶剤が使われていませんので室内での作業も可能です。

下準備

①洗濯機で洗うので、泥や葉、虫などがついていたら簡単に掃除をしましょう。

②テントについているジッパーやベルクロなどを閉めます。閉められるモノは全て閉めてください。

③大きめのネットに入れて洗濯機へ。テントには金具など洗濯機の回転で生地と擦れるとよろしくなさそうな部品があるので、大きめのネットに入れて下さい。

テックウォッシュで洗う

さぁ、いよいよ本番です。

洗濯機にネットに入れたテントを投入!

そしてテックウォッシュを投入!普通に洋服を洗うのと同じ感じでスタート!

<使用量>

  • 50ml/6lの濃度
  • 全表面が完全に覆われる

※4人用テントでボトルの80%は使いました。

そのまま洗濯機に撥水剤を投入

テックウォッシュで洗い終わったら、洗濯機からテントを出さずにそのまま撥水剤を投入して、再度スタート!

普通の洗濯と同じコースでやりました。

自然乾燥で乾かす

布団を干すように、テントを干します。

直射日光が当たりすぎると生地を痛める可能性もあるので、適度に。

私は1日かけてじっくり乾かしました。

NIKWAXをテントに使用した効果

NIKWAX使用前

NIKWAX使用前は水を弾く気配すら無かったです(笑)

2年前にスプレータイプの撥水剤を少し使いましたが、もう効果は無し。

水を掛けると表面が水を吸い、全体的にウェッティーになっていました。

NIKWAX使用後

なんとうことでしょう!

早く結果に驚きたいのですが、まだこのテントを持っていく機会がなく検証できていないので、時間を取って実験します!また更新しますね。

感想

撥水剤の施工作業は手間が全くないです。

洗濯機で洋服を洗い、干すのと同じ工程です。

ただ、テントが大型だとそもそも洗うのが大変かも笑

今回は洗濯機で洗いましたが、水もNIKWAXも消費してしまうので大きいテントに使用する場合はタライ、桶でやろうと思います!

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